■ O'BRIEN, IAN ■  
A History Of Things To Come■『ハイテクジャズとナマオトの有機的な結晶』
ISSUEPeaceFrog, 2001
ジャズ度★★★★
ハイテク度★★★★☆
パーカッシヴ度★★
コズミック度★★★★☆
スピリチュアル度★★★
評価★★★★★
Ian O'Brien、2年ぶり3枚目のフルアルバム。
前作のGigantic Days(と併せてAbstract Funk Theory #1ですね)はとてもハイテクでコズミックな雰囲気で高揚感バリバリの作品でしたが、今回はナマオトを入れることでそのハイテクコズミックジャズに有機的な深みを持たせることに成功しています。アルバム全体の流れもかなり意識しているのか、全体を通して聴くとドラマティックですねえ。
ナマオトの多くはパーカッションで、これにシンセやフルートなども入るといった具合なんですが、オトの色彩としてはSoul Drummersに近いというか、Soul DrummersのIan O'Brienリミックスは伏線だったのかも、と思いました。
話題性としてはJaco PastriousとPat Methenyのカヴァーを演ってるのと、DomuやNathan Hainesが参加しているのと、4曲目がKeith Jarrettへのトリビュートになっていることですね。こういうの見るとやっぱジャズが好きでよかったな、と思います。(11/20/01, teddy)

The Soul Of Science (compilation with Kirk Degiorgio)■『裏Abstract Funk Theory』
ISSUED2000
LABELLogic Records
アブストラクト度★★★★☆
レアグルーヴ度★★★★☆
ジャズ度★★★★☆
意外度★★★★★
評価★★★★★
Ian O'BrienとKirk Degiorgioの共同コンピ。このメンツでLogic RecordsならAbstract Funk Theory #1っぽい感じかなと思ったら、いいイミで予想外の内容。
しかしこうまで違和感なくレアグルーヴやジャズファンクとアブストラクトを盛り込まれると感動の溜息が出てしまいます。Lonnie Liston SmithとHerbie Hancock(未発表曲)とTamba Trioと、ってところにIan O'BrienとKirk Degiorgioがそれぞれ新曲を入れて、SeijiやらMark De Clive-Loweやらも入ってる・・・・それぞれの曲もイイのにこういう風にコンパイルしちゃうって。
なんか勝手に推測しちゃうとLogic Recordsだし、アブファン#2〜#4を聴いたIan O'Brienがもっかいやらせろとかいってやったんじゃないだろうかという感じもする入魂の1枚。(11/24/00, teddy)

Abstruct Funk Theory 1 (compilation)■『外れナシのフューチャー・ジャズ』
ISSUED2000
LABELLogic Records
ジャズ度★★★★☆
アンビエント度★★★★
アブストラクト度★★★★☆
評価★★★★★
アルバムに比べ"聴きやすさ"が全面的に意識されてる感じのコンピ。ジャズ色ラテン色がより強く押し出され、まさにアルバムの副タイトルのように"a fusion of funk, jazz and electronica"がバッチリ聴けます。マスト。(9/26/99, teddy)

Gigantic Days■『フューチャー・ジャズのマスト』
ISSUED1999
LABELpeacefrog
ジャズ度★★★☆
アブストラクト度★★★★★
スピリチュアル度★★★★☆
評価★★★★☆
曲はあちこちに発表していながらなかなかでなかったIan O'Brienの新作。期待に違わぬフューチャー・ジャズのもっともオイシイオトといったところで全体の統一感はとにかくスバラシイのひとことに尽きます。この手のオトではマストでしょう。(9/26/99, teddy)

Desert Scores■『宇宙への旅立ち前…。』
ISSUED1996
LABELFerox
ジャズ/フュージョン度★★★★★
コズミック度★★★★★
デトロイ度★★★★
評価★★★★★
今や説明の必要もないMr. Future Jazz、Ian O'Brienの1stアルバム。
デトロイトテクノを継承し、先鋭的かつ実力派揃いのアーティスト作品をリリースしていたFeroxからのリリース。『Gigantic〜』前編とでも言うべき、Fusion的でロマンティックな雰囲気たっぷりの素晴らしいアルバム。デトロイトに憧憬を示しながらも、そこだけに留まらず彼独特の新しい音世界を創出した作品。これほどまでに音世界の拡がりを感じさせる音は希有。
M1のタイトルに至っては『Mad Mike disease』!デトロイトテクノの中でもロマンティックな大名曲『Hi-Tech Jazz』を生んだ天才Mad Mikeの名をそのままに冠している。
クオリティとしては『Gigantic〜』と比べなんら遜色なく、本来このアルバムの時点で彼は評価されていなければならなかったはず。時代がやっと追いついたということか?(2/25/01, TOMOKI@chillout protocol)

■ OFFWORLD ■ also see: As One, Kirk Degiorgio, Azymuth
Two Worlds■『Future Azymuth』
ISSUEFarout Recordings, 2001
フュージョン度★★★★☆
フューチャー度★★★☆
コズミック度★★
メロウでオシャレ度★★★★★
評価★★★★
ざっくり言ってしまうとAzymuthのプロデュースとアレンジとエンジニアリングをKirk Degiorgioがやりました〜なアルバム。この手のコンピでMisturadaというのが同じくFaroutから出てますが、あれほどにリミックスしているわけではないです。
オト的にはフュージョンとフューチャージャズのちょうど中間くらい。ナマオトのいわゆるフュージョンなんだけど、スペイシィにコズミックにディープにオトに色彩をつけてますね。わりとメロウだし特に冒険してるワケでもないので、フロアだラウンジだカフェだというよりは、メシ食うようなシチュエーションによいやも。
というオトなので、フュージョンはスキだけど、フューチャージャズてどんなの?というヒトがいれば(いるのか?)ぜひオススメしてあげてください。(11/25/01, teddy)

■ OSUNLADE ■  
Paradigm■『パーカッションをアクセントにしたディープハウス』
ISSUESoul Jazz Records, 2001
ハウス度★★★★
パーカッシヴ度★★★
ディープ度★★★★
評価★★★★☆
NYからまた良質のディープハウスです。
土地柄のせいか、割と素直なストレートなオトで、MAWっぽさもあるし、往年のDanny Tenagliaっぽさもあるし、というところですが、賑々しさやキラキラした感じはあまりなくて、ダークにディープに仕上げてます。とはいえ、アフターアワーズ向けってほどでもなく、特にパーカッションやヴォーカルが効いてる数曲はフロア映えしそう。Larry HeardやKerri ChandlerやJoe ClaussellやGlenn Undergroundあたりとセットで聴く/踊るとかなりしっくりくる感じですね。(10/14/01, teddy)

■ OUTSIDE ■  
Out Of The Dark■『ん〜〜抜けきってないなあ』
ISSUED2001
LABELDorado
ジャズ度★★★
コズミック度★★★☆
ハウス度★★☆
ブレイクビーツ度★★☆
ひとむかし度★★★★★
評価★★★
アシッドジャズ華やかなりしころ、一世を風靡したOutsideの久々の新作。
今っぽいディープまたはコズミックな雰囲気を出そうとしているのはわかるし、個々のオトを聴いてると悪くないんですが、バランスがどうもよくないのか要らんアレンジが多いのか、聴いていて、コレだっっ!ってな感じにはならないスね。たとえば#6なんか、スタートからそのままダウナーなラウンジ向けのエレクトロニカにしておけばいいのに、なぜそこでヒップホップに、とか思うし。
そうはいっても、ピアノの使い方は極めて有効というか、ピアノだけなら素晴らしくジャズで、この辺は失われてないですね。
ま、でも、この手のならNitin Sawhneyの方が全然ヨイです。(4/22/01, teddy)