| Vladislav Delay / Naima■『耽美派エクスペリメンタルアンビエント』 |
| ISSUE | Staugold, 2002 |
| アンビエント度 | ★★★★ |
| エクスペリメンタル度 | ★★★★☆ |
| 官能度 | ★★★ |
| 呟き度 | ★★★★☆ |
| 評価 | ★★★★ |
Vladislav Delayの最新作はなんとライヴ録音。限定2000枚とか謳ってましたがどうなんでしょうね。見かける枚数からいえば、2000枚じゃ全然足りなくて再プリントしたか、日本に極端に多く入ってきたかどっちかかと思われます。
オトはこのサイトで紹介するオトなのかどうか微妙なところで(ワタクシメもこの分野は疎いワケで)、エクスペリメンタルなアンビエント〜エレクトロニカ路線。じゃあほとんどの人が途中で耐えられなくなるようなエクスペリメンタルなのかというとさにあらず、耽美的な味わいを感じ取れます。混濁した意識というか、睡眠時の意識の流れをオトにしたような印象ですな。
非常に軽い、漂うようなヴォイスのポエトリィ・リーディングというかウィスパリングがそうした印象をもたらしているんですが、何をいっているのか思わず聞き耳を立てて意味を考えてしまいます。
で、結局のところなぜNaimaなのか、よくわからないままなのですが、もう少し考えてみようかと思っている次第です。(03/03/02, teddy)
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| John Coltrane / Giant Steps■『モダンジャズの1つの歴史転換点』 |
| ISSUE | Atlantic, 1959 |
| 会心の一撃度 | ★★★★ |
| 一人相撲度 | ★★★★☆ |
| 記念碑度 | ★★★★☆ |
John Coltraneの超有名アルバム。カルテットで他はピアノはTommy FlanaganまたはWinton KellyまたはCidar Walton、ベースはPaul Chambers、ドラムスはArt TaylorまたはJimmy Cobbです。
彼の最初の奥さんであるNaimaの名を付けたバラッドの他、表題曲のGiant Steps、Cousin Mary、Mr. PC、などなど、なかなかに印象深いメロディを持つ曲が多いですね。
聴き所は意欲的に新しいスタイルに挑戦するやる気満々のColtraneに対して、周りが途中からついていけてないというか、ついていくことを放棄しているサマにとどめをさすでしょうね。ピアノのTommy Flanaganには大きなトラウマとなったらしく、彼なりにこれを消化してColtraneへの返答を出すのに約20年かかってます (Tommy Flanagan / Giant Steps, 1982 Enja)。
John Coltraneには音楽的ターニングポイントがいくつかあるように思われますが、このアルバムはその後の66年に死に至るまでの彼の方向性を決定付けたアルバムというイミも含め、ジャズ全体にとって重要ということになっているようです。
どれくらい重要かといえばJay RodoriguezであろうとNathan Hainesであろうとジャズサックスを学ぶ人間はこのアルバムを丸々コピーできるかどうかが最初の関門なんだそうで、ジャズの技術の粋が詰まったアルバムであろうことはシロートにも明らかですね。
で、その音楽理論的なポイントは何かというと、それまでのコードを重視したハードバップの世界ではホーンはコードに則った1つのオトを出すしかなかったワケですが、コードである以上和音に近い表現を、ということで、小節を細かく千切って出したいオトすべてを出すというミニマルなことに挑戦してるわけですね。これがシーツオブサウンズと呼ばれるオトですべてを埋め尽くすやり方です。
まあ、なんでこんなオトを出すようになったかというと、Miles Davisのもとでしばらく頑張ってるウチに表現力で壁にぶちあたって、Milesのバンドを離れてしばらくThelonious Monkの下でやってたんですが、そこで大いに学ぶことがあったらしく、その結晶がこのアルバム、ということのようですな。音質悪いけどNaimaが保管してたというMonkとのライブ音源(Thelonious Monk and John Coltrane Quartet / Discovery! At The Five Spot 1957, 1993 BlueNote)も出てるので、その辺に興味がある方はそちらもどうぞ。(03/03/02, teddy)
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| John Coltrane / Live At The Village Vanguard Again! |
| ISSUE | Impulse!, 1966 |
| フリー度 | ★★★★ |
| 煮詰まり度 | ★★★★☆ |
| 狂気度 | ★★★★☆ |
まあ実はColtraneのNaima聴くならこっちのほうが狂っていていいという気がしてまして。記号化して分解、再構築をおこなったNaimaで、理詰めで詰めていった感じが漂ってます。
Archie Sheppの狂い方も攻撃的ですな。
しかし、このアルバムの最大の聴き所はMy Favorite ThingsのJimmy Garrisonのベースソロなのではないかと思ったり思わなかったり。
(03/03/02, teddy)
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| Eric Dolphy / Naima |
| ISSUE | West Wind, 2001 |
| ラテン度 | ★★★☆ |
| 意外にストレート度 | ★★★★★ |
| ねっとり重め度 | ★★★ |
Eric Dolphy、糖尿病で36歳で亡くなる3週間前の最後の姿の記録。でも凄絶な感じではないよ。Last Recordings In Parisとして知られているのと同じ録音で、リズムセクションにコンガ、ペット(Donald Byrd)、テナー(Nathan Davis)、そしてDolphyのセプテット構成。
Eric DolphyはJohn Coltraneのバンドに加わってた時期がありますが(Giant Stepsの直後、Africa/BrassやOleの頃ですね)、その頃のライヴ録音がVillage Vanguardのものを筆頭にラジオ用、ブートレグも含めて大量に残っていて、Naimaは大抵入ってます。大体においてColtraneがソプラノサックスでメインを、Dolphyがバスクラリネットでサブを採っているような感じ。
Coltraneバンドから抜けてBooker Littleの件とか色々あった後、Dolphyは単身でヨーロッパをツアーし、これまたとんでもないデキの録音を残しておりますが、ここでもバスクラリネットの曲目としてNaimaをよく演奏しています。
敢えてこのアルバムをあげる理由にはそうした一連のDolphyの録音の中でこれが最後の録音であること、あまり出回らない音源で話題にならないこと、このちょっと前に同じくオハコであるYou Don't Know What Love Isの最高の録音を残していること(Eric Dolphy / Last Date, 1964)、ラテンっぽくコンガが効いた仕上がりになっていること、です。(02/23/02, teddy)
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| Clementine / Mes Nuit, Mes Jour |
| ISSUE | Epic, 1992 |
| Kenny Drew度 | ★★★ |
| お手軽度 | ★★★ |
| キュート度 | ★★★★ |
Clementineのいくつかあるジャズ系アルバムの1つ。Clementineお得意の瀟洒な感じのヨーロピアンテイストなジャズですね。Kenny Drewのバッキングもよい効果を出してます。
ジャズアルバムとしての評価はそこそこというか平凡というかというところのようだけども、ジャズのスタンダードをいくつかストレートに歌ってるので、When Sunny Gets BlueやNever Let Me Goなど、ジャズの題材となる曲がどんな愛らしいメロディを持っているかを知るにはよいアルバムでしょう。(03/03/02, teddy)
#NaimaはClementine自身の歌詞でフランス語で歌ってます。
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| Dom Um Romao / Lake Of Preserverance |
| ISSUE | Irma, 2001 |
| フュージョン度 | ★★★★ |
| パーカッション度 | ★★★★★ |
| 70年代度 | ★★★★ |
| 評価度 | ★★★★ |
Dom Um Romaoのアルバム。IRMAからのリリースです。
70年代のラテンジャズ〜フュージョン路線+イマドキのアレンジなのですが(そういう組み合わせだとOffworldなんかもそうでしたね)、まあやってる曲からするとそうなるかなという感じ。Naimaの他にはDorhamのBlue Bossa、DeodatoのBit Box、Mongo SantamariaのAfro Blueといった曲が聴かれます。(03/03/02, teddy)
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